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シュティフツ便り 6

教会音楽家には免許があり、大学院相当が教会音楽家A、そして学部相当がB、そして次に並ぶのがCです。オルガン演奏、即興、和声、合唱指揮、声楽、教会音楽史などを学びます。礼拝奏楽のための報酬額はこの免許や学位によって左右されるため、音楽を専門としていない人たちでも、奏楽に関わっている人は免許を必要としています。あるいは合唱指揮者やオルガニストの公募があった時には、これらの資格が求められます。逆にいえば、どんなに優秀なオルガニストであっても教会音楽家の免許がなければドイツでは就職はできません。Cクラスには、街ごとにそれぞれ中心となるカントール達が分担し合いレッスンを行っていますが、僕も先月よりシュティフツ・オルガニストとしてCクラスのオルガン・レッスンを担当することになりました。高校生から大人まで、年層も技術も実に様々!Cクラス入門まで至った経緯なども皆それぞれに異なり、興味深いです。新しい出会いに感謝。

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ジム君(4歳)

ところで昨年からプライベートで共にオルガンの時間を過ごしているジム君(4歳)のレッスンが今日も久しぶりにありました。相変わらずすべてに興味が深々、放っておけばいつまでも即興演奏を続ける彼ですが、今日は彼にとって初めてのシュロス教会(旧宮廷礼拝堂)。

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バロックオルガンにポジティフオルガンと彼にとっても新しい出会いに溢れた新鮮な時間となりました。
次週はチェンバロにも挑戦します♪

大平健介
HP
https://kensuke-ohira-com.webnode.com/
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出演予定 2018/2019

今後のコンサート情報はすべてHP上に整理をいたしました。

https://kensuke-ohira-com.webnode.com/kunstlerische-tatigkeit2/


お問い合わせは大平まで直接

ken.2781@gmail.com

お願いいたします♪

大平健介

シュティフツ便り 5

初めて訪れた街、メミンゲン。素晴らしい滞在となりました。

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今回は牧師先生のお宅に宿泊。ご家族からは心からのおもてなしを用意していただき、練習以外の時間は街をぐるりと観光へ。夜も花に囲まれた庭で続けて談話。灯りは机の上のろうそくとお月様のみ。深夜過ぎまでワインと共に語り明かしました。美しさは言葉では表現できず、おやすみなさいと自室に戻ってからなぜかひとり大泣き。幸せでも、こぼれ流れてくる涙。

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古いものでは1380年代にまで溯れる歴史深い街に教会。残された壁画に石段のひとつひとつ。教会の扉や棚、引き出しに机は現在でも使用されていますが、掘られた彫刻には一つとして同じデザインのものはありません。

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塔の上には「ノートルダムの鐘」の世界そのままに、当時の"鐘つき"、そして夜通し起きて街を見守っていた"火消し"の泊まる部屋まで残っていました。居眠りをしないように、下からは定期的に見張りから合図をもらい、火を見つけた時には鐘の回数で火の上がった場所を伝えるのだそうです。方角は赤い旗で示し、会話用に当時のメガホンも!食料等はロープで吊るし、引っ張りあげます。塔内にはそれぞれの任期の記された、歴代の番人の写真が飾られていました。まるでツアーか何かに申し込んだかのように丁寧に紹介してくださいました。

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今でこそ火事の心配も少なくなりましたし、時計に教会の鐘もセットした通りの時間に鳴ります。オルガンのレジストレーションも機械に記憶させることができますし、風のためのふいご職人も普段は必要ありません。時代が変わり人が動いていく中でも、このゆったりとした時の流れの中に今日も残り続ける何かへ耳を澄ますような、不思議な一日となりました。感謝です。


シュトゥットガルトへ戻ります。

大平健介
HP
https://kensuke-ohira-com.webnode.com/

放送のご案内

♪ラジオ出演♪

明後日の30日(水)、日本時間の 13時10分頃から13時30分の時間帯で放送されます。オルガニストの長田真実さんと一緒に、オルガンの魅力について熱く語ってきました。FMいちのみやのホームページからはインターネット放送も繋がります。放送では最新のデビューCDからも一曲、流れるそうです。
FMいちのみや  i-wave76.5FM
https://tunein.com/radio/I-wave-765-FM-s190906/

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♪ケーブルテレビICC♪

また今週末、6月の2日・3日にはケーブルテレビICCの特別番組に出演いたします。フォーラム21少年少女合唱団第25回定期演奏会にて密着取材!岐阜サラマンカホールの魅力のひとつとして、辻オルガンにも注目してくださいました。

放送日時:2018年6月2日(土)および6月3日(日)20:00~22:00
制作:ケーブルテレビ アイ・シー・シー(ICC)http://www.icc-media.co.jp/

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多くの方に聴いていただけましたら幸いです。お楽しみいただけますように♪♪

大平健介
HP
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シュティフツ便り 4

今週末は演奏会のためメミンゲンという街へ行ってきます。鼻が通っていないと発音できなさそうな名前の街。ウルム経由でシュトゥットガルトからは電車で一時間半ほどの距離。

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26.05.2018 - 11:00 Uhr, St. Martin, Memmingen
30 Minuten Orgelmusik und 30 Minuten Treffpunkt Empore: Austausch über Instrument und Programm. Thema heute: "Die Aliquoten" Ausführende: Kensuke Ohira, Stuttgart

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ドイツのオルガンの演奏会ではほとんどの場合プログラム・ノートというものがありません。チラシもごく簡単なもので、上記のドイツ語の文章そのまま、とてもシンプルです。プログラムは印刷されますが、曲目解説も写真もなく、ところによっては演奏者のプロフィールさえありません。もちろん大きなコンサートシリーズやフェスティバルを持っているような教会ではプログラムは存在しますが、ほとんどの場合は紙一枚に曲目を書くだけのスタイルをよく見かけます。

その代わり、今回の演奏会もそうですが、演奏会前の挨拶の時には僕が自分でプログラムについて簡単にお話をすることになっています。また演奏会後にはその日のためのテーマがひとつ与えられており、テーマに沿ったオルガン見学会も予定されています♪ 「オルガニスト」というとなんだか一人で教会にこもっている、影を背負った非社交的なイメージがあるかもしれませんが、とんでもありません!影っぽさは否定しませんが(湿気?)教会オルガニスト(またはカントール)は、まるで日本ならばコンサートホールオルガニスト、あるいはホールの音楽アドバイザーのようなとてもアクティブで公な存在です。音大にもさまざまなタイプの学生がいましたが、教会音楽科の学生はとにかくよく話します。笑 音大で何か困ったときは彼らに頼るのがいいと思います。(つかまえるのも難しいかもしれませんが…)

シュティフツ教会にてカントールのカイ・ヨハンセンのアシスタントをしていた頃(2015-2017)、特にアドヴェントの時期に開かれている毎日の連続演奏会では、マイクを使った日々の挨拶について『相当』鍛えられました。挨拶、そして当日の演奏者と曲目の紹介、そして翌日の演奏会の案内ー これだけなのですが、 悔しい思いをすることも多く、実にためになる経験となりました。シュティフツ教会の夏の演奏会シリーズもそうですが、ところによっては演奏会後にインタビューが行われる場合もあります。考えていること、感じていることを音楽で表現することも大切ですが、自分の言葉で相手の目を見て説明できるようになるー アシスタント時代の大きな課題でした。

最近は毎日の礼拝奏楽(+洗礼式、結婚式)に加えて、Cクラスのオルガンレッスン、そしてオルガン見学会も僕の仕事のひとつとなっています。合唱指揮を通して学んだ語法、マイクによる挨拶を通して学んだ進め方、すべての経験が今日に繋がっていることを感じています。

大平健介
HP
https://kensuke-ohira-com.webnode.com/
プロフィール

大平健介

Author:大平健介
山登りに温泉、落語に珈琲が好きです。

教会音楽家、シュティフツ・オルガニストとして幅広い活動を展開中。ドイツ・シュトゥットガルト在住。
http://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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