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生姜の底力!!

Fantasie über den Choral „Freu dich sehr, o meine Seele“ op. 30
Fantasie über den Choral „Straf mich nicht in deinem Zorn“ op. 40-2
Fantasie und Fuge über B-A-C-H op. 46
Symphonische Fantasie und Fuge op. 57
Fantasie und Fuge d-moll op. 135b


今週日曜日より急遽、再びフランス北部、Douaiへ向かうことになりました。師ボッサートと二人旅。彼の録音プロジェクトのためにアシスタントとして同行です。上記に挙げたのはまさかのまさか、今回録音する曲目の一部。なんという凄まじいプログラム!それもカヴァイエ・コルの名器にて行われます。
前回のDouaiの記事はこちら→ http://kensuke2781.blog9.fc2.com/blog-entry-135.html 


笑みがこぼれる反面、日曜日は到着後1から音作りを始めるため、うむ、大変にハードな5日間になるのでは。「送り」機能のないオルガンのため、全てが手作業・・アシスタントにも文字通り本気の集中力(+視力)が求められます。でも、これは彼の仕事の現場を見ることの出来る、願ってもない機会。。!


オルガニストとしてこの3年間つくづく思うことは、やはり肝心なことは誰からも教われないということ。結果だけを教わるのは簡単だけれど、その結果までどのようにしてこの人は辿り着いたのか。特にレジストレーション(音色作り)において・・違う個性を持ったオルガンから、その本来の良さを引き出すと共に、作品に最も適した魅力を引き出す作業は至難の業。そのための鍵は、オルガニストの経験値であり、知識であり、耳でもある。(足して言えば・・センスと好み)


それに加えて降りかかる問題が、バランス。聴衆へ背を向け、パイプの真下で演奏することの多いオルガニストにとって、空間の一番向こうではどのように鳴っているのか、耳を飛ばす作業はいつだって求められる。あぁ、飛ばせたらいいのに。教えてくれたらいいのに、と思う。教会やオルガンのそれぞれの規模によって、また様々。この夏のストラスブール大聖堂では、夜中、誰もいなくなった空間の中を自由に演奏してよい、という夢のような音作りの空間を与えられましたが、カテドラル壁面に位置するオルガンの残響はとても長く、音作りには難航。階段を上がったり下がったり屋根の淵を歩いたり、そうしてようやくたどり着く演奏台。もう一度、往復したいとは体力的にも思えない。(^_^;) 鍵盤ごとに鳴らし、それぞれの残響の長さで各バランスを判断する。実は・・カテドラル内では防犯のためのアラームが作動しており、今回は演奏会であったにも関わらず、下でバランスを聞くことはついぞ許されない状況でした。頼みのアシスタントの意見を聞くことも出来ず、残響だけが唯一の頼り。
またはパリ・マドレーヌ寺院。観光客の出入りの絶えない環境下において、音を決めていかなければならない時も。それでも不思議なことに、振り返ってみればコンサートホールの音作りに比べると、楽だと感じられます。それはオルガンの個性が強いためか、残響が伸びていくためか・・? コンサートホールの響きはどうも好きになれない。オーケストラを聴くには最良の状態でも、オルガンには不自然に感じられてしまう。逆にカテドラルやドームでオーケストラを鳴らすことも、きっと難しいのでは。

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ストラスブール大聖堂にて。


話が飛びましたね。笑
ですから、巨匠の音作りに接する機会というものは大変に得難く、貴重な体験です。普段のレッスンからは学べない、現場。引き締まる身体と、喜びとわくわくが半分ずつ!願わくは体力が最後まで持つことを・・ 気温が少しでも暖かくなりますように。元気万全にて日曜を迎えられるように、これからは毎日、生姜とネギをさらに多めに味噌汁を作ります!!



おまけに、秋の美しいヴュルツブルクを。

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黄色いウッドストックがふわふわ浮かんでるんじゃないかと思わず探したくなるような見事な鳥の巣。
この季節は落ち葉に混じってどんぐりや木の実がたくさん散らばっています。僕ももちろんいくつかは拾って、既に鉢の中へ入れてみましたが・・ 興奮しているのはリス達も同じ。こないだは視界の中を5匹が駆け回っていました!目の前にいなくとも、キツツキのようなじりじりという実を噛んでいる音が聞こえてくるのです。見上げてみると、太陽に照らされているのはまさしく可愛いリスの尻尾。冬を前に、収穫時ですね。
食の秋、芸術の秋。。

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プロフィール

大平健介

Author:大平健介
山登りに温泉、落語に珈琲が好きです。

教会音楽家、シュティフツ・オルガニストとして幅広い活動を展開中。ドイツ・シュトゥットガルト在住。
http://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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