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シュティフツ便り 1

その精神と声を、時を越えて現代にも残し続けているオルガンに出会える喜びは、ひとつひとつ実にかけがえのないものです。しかしながら戦争によって失われてしまった二度と聴くことのできないオルガンの響きへ、残された資料を見つめながら思いを馳せることは今も変わりません。

現在勤めているシュティフツ教会には2004年に製作されたミューライゼン(81ストップ)のオルガンが入っていますが、教会のオルガンの歴史は1381年にまで遡ることができます。その後歴史を経て様々な楽器が入りましたが、特に1837年に製作されたE.F. ワルカーによるオルガンはフランクフルトのパウルス教会と共に、伝説的なオルガンとして世界中に知られることとなりました。写真にあるようにダブルペダルが備えられた80ストップの大オルガンです。残念ながら2台共に1944年の空襲で失われてしまいましたが。。 

spieltisch-stiftskirche-stuttgart.jpg strebel_am_spt.jpg
(シュティフツ教会のワルカーオルガン、1837年製作。オルガニストはA. シュトレーベル。)

その頃からシュティフツ教会カントール/オルガニストを務めていたのは皆、シュトゥットガルト音大教授の方々(あるいはその音大創立メンバーの方々)…K. コッハー (1786-1872)、I. ファイスト (1823-1894)、 H. ラング (1858-1919)、A. シュトレーベル (1879-1949)、K. ゲロック (1906-1975 ※K. シュトラウベに学ぶ&H. リリングの師にあたる)、H. リートケ (1912-1998)... そして今日のカントール、カイ・ヨハンセンに続きます。

藝大の学生だった頃に見て驚愕したこの写真が、いま毎日足を運んでいるここシュティフト教会で撮影されたということ。時の流れと巡り、その導きには驚かされることばかりです。ドラえもんのタイムマシーンがあれば、と常々思います。

大平健介
HP
https://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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プロフィール

大平健介

Author:大平健介
山登りに温泉、落語に珈琲が好きです。

教会音楽家、シュティフツ・オルガニストとして幅広い活動を展開中。ドイツ・シュトゥットガルト在住。
http://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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