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シュティフツ便り 5

初めて訪れた街、メミンゲン。素晴らしい滞在となりました。

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今回は牧師先生のお宅に宿泊。ご家族からは心からのおもてなしを用意していただき、練習以外の時間は街をぐるりと観光へ。夜も花に囲まれた庭で続けて談話。灯りは机の上のろうそくとお月様のみ。深夜過ぎまでワインと共に語り明かしました。美しさは言葉では表現できず、おやすみなさいと自室に戻ってからなぜかひとり大泣き。幸せでも、こぼれ流れてくる涙。

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古いものでは1380年代にまで溯れる歴史深い街に教会。残された壁画に石段のひとつひとつ。教会の扉や棚、引き出しに机は現在でも使用されていますが、掘られた彫刻には一つとして同じデザインのものはありません。

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塔の上には「ノートルダムの鐘」の世界そのままに、当時の"鐘つき"、そして夜通し起きて街を見守っていた"火消し"の泊まる部屋まで残っていました。居眠りをしないように、下からは定期的に見張りから合図をもらい、火を見つけた時には鐘の回数で火の上がった場所を伝えるのだそうです。方角は赤い旗で示し、会話用に当時のメガホンも!食料等はロープで吊るし、引っ張りあげます。塔内にはそれぞれの任期の記された、歴代の番人の写真が飾られていました。まるでツアーか何かに申し込んだかのように丁寧に紹介してくださいました。

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今でこそ火事の心配も少なくなりましたし、時計に教会の鐘もセットした通りの時間に鳴ります。オルガンのレジストレーションも機械に記憶させることができますし、風のためのふいご職人も普段は必要ありません。時代が変わり人が動いていく中でも、このゆったりとした時の流れの中に今日も残り続ける何かへ耳を澄ますような、不思議な一日となりました。感謝です。


シュトゥットガルトへ戻ります。

大平健介
HP
https://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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プロフィール

大平健介

Author:大平健介
山登りに温泉、落語に珈琲が好きです。

教会音楽家、シュティフツ・オルガニストとして幅広い活動を展開中。ドイツ・シュトゥットガルト在住。
http://kensuke-ohira-com.webnode.com/

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